インファナル・アフェアIII 終極無間
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ヤンが亡くなってからも、ラウは眠れぬ日々を送っている。それは、潜入マフィアを一人残らず始末する仕事が残っていたからである。また、生まれた赤ん坊をつれて去ったマリーとの離婚調停もあった。そんな中、ラウの前にエリート警官ヨンが立ちはだかった。過去にヨンが、サムの商売相手だった本土の大物シェンと接触していたことを知ったラウは、ヨンを潜入マフィアと確信する。ラウは証拠をつかむためにヨンを監視。また、精神科医リーに近づき、大切に保管されていたヤンのカルテを手に入れる。カルテには、生涯でもっとも幸福なヤンの姿が記されていた。ヤンに自分を重ね、運命を変えるための最後の戦いに向かうラウ。そして、ヤンの死の真相を知る者がやがて近づいてくるのだった。
- 公開日
- 2005年4月16日(土)
- 音楽
- チャン･クォンウィン
- 製作年
- 2003
- 製作国
- 香港
- 原題
- INFERNAL AFFAIRS III
- 上映時間
- 118
- INTRODUCTION
- 2001年に『インファナル・アフェア』第1章の企画がスタートし、2002年4月まで改訂作業が行われた。通算3年もの歳月が脚本のために費やされたのだ。しかし、2002年末に第1章が香港で公開された後は、早くも2003年中に第２章『インファナル・アフェア 無間序曲』と第3章『インファナル・アフェア 終極無間』が公開されるとう異例のスピードで製作された。しかも第2章は第1章の前史という斬新な構成となっている。この3部作は独立した3つの物語ではなく、結末を持ったひとつの物語が巡っていき最初に戻るというスタイル。当初の企画では、第1章と第3章『終極無間』だけで、両方の脚本を同時に執筆していたという。第2章『無間序曲』は第1章の撮影中に考えだされた企画である。それは、物語りの筋よりも登場人物に焦点を当て、10年前の人物像の迫っている。アンディ・ラウとトニー・レオンのスタート地点、また宿敵同士のアンソニー・ウォンとエリック・ツァンの関係などが明らかになっているのである。第３章では、幸福で明るいヤンの姿が描かれたヤンの物語となっている。ラウはヤンに自分を重ね、運命を変えるための最後の戦いに向かう。
- STORY
- ヤンが亡くなってからも、ラウは眠れぬ日々を送っている。それは、潜入マフィアを一人残らず始末する仕事が残っていたからである。また、生まれた赤ん坊をつれて去ったマリーとの離婚調停もあった。そんな中、ラウの前にエリート警官ヨンが立ちはだかった。過去にヨンが、サムの商売相手だった本土の大物シェンと接触していたことを知ったラウは、ヨンを潜入マフィアと確信する。ラウは証拠をつかむためにヨンを監視。また、精神科医リーに近づき、大切に保管されていたヤンのカルテを手に入れる。カルテには、生涯でもっとも幸福なヤンの姿が記されていた。ヤンに自分を重ね、運命を変えるための最後の戦いに向かうラウ。そして、ヤンの死の真相を知る者がやがて近づいてくるのだった。
- CASTING
- ●トニー・レオン（ヤン） 1962年6月27日生まれ。香港出身。89年『悲情城市』で国際的評価を得る。マギー・チャンと共演した『花様年華』ではカンヌ映画祭最優秀男優賞を受賞する。『インファナル・アフェア』の主題歌をアンディ・ラウと共に歌った。また同作品で4度目の香港フィルム・アワード（香港電影金像奨）主演男優賞に輝いた。 ●アンディ・ラウ（ラウ） 1961年9月27日生まれ。香港出身。88年『いますぐ抱きしめたい』の大ヒットでブレイク。100本を超える出演作がある。『暗戦 デッドエンド』、『マッスルモンク』で00年、04年の香港フィルム・アワード（香港電影金像奨）主演男優賞を受賞。『インファナル・アフェアIII』では台湾金馬奨の主演男優賞に輝いた。 ●レオン・ライ（ヨン） 1966年12月11日生まれ。北京出身。マギー・チャン共演『ラヴソング』で97年香港フィルム・アワード（香港電影金像奨）主演男優賞に初ノミネート。『THREE 臨死』で02年台湾金馬奨の主演男優賞に輝いた。 ●ケリー・チャン（リー） 1973年9月13日生まれ。香港出身。中学卒業後、神戸のインターナショナル・スクールで学び、3年間を日本で過ごした。95年の映画デビュー作『仙樂瓢瓢』で香港フィルム・アワード（香港電影金像奨）新人俳優賞と主題歌賞にノミネートされ、96年の『世界の涯てに』の主題歌で受賞。96年に日本でCDデビュー。01年には映画『冷静と情熱のあいだ』に主演した。
- 配給会社
- コムストック・グループ